ギャンブル依存症相談窓口

ギャンブル依存症と向き合うためのブログ

初めまして、ギャンブル依存症者の香月です。

 この記事を読んでいるということは、あなたはギャンブル依存症でお悩みではないでしょうか? 或いはギャンブル依存症者の親、子、配偶者、身内、どれかに当てはまるかもしれません。

 

 やめたくてもやめられないギャンブル。最初はお小遣い、お給料の範囲内でやれていたのに、趣味程度だったのに、気づけば嘘や借金を重ねる毎日。ギャンブルのせいで学業や仕事がおろそかになったり、家庭が破滅したり、周囲との関係性にひびが入ったり、ギャンブル依存症というのは大変恐ろしい精神の病気です。

 

 病気、そう病気なんです。

 

 自分の意思が原因でやめられない。

 と思っている方へ。確かにギャンブルをやめるという意志は必要ですが、意志だけではなんともならないのです。

 

 なぜなら病気だから。

 意志だけで病気が治ればこの世に医者は必要ありません。

 

 つまり、意志ではなく専門的な治療が必要ということになります。

 

 お給料を受け取った瞬間パチンコ屋に駆け込んでしまう。

 お金を手にするといてもたってもいられない。

 負けを取り返そうとより高いレートに手を出してしまう。

 使ってはいけないお金に手を出してしまい、家賃、公共料金を滞納してしまう。

 たった100円でも、口座にあれば賭けてしまう。

 友達や家族に嘘をついてお金を借りる。

 お金を借りることにためらいがなくなる。

 借金を借金で返す自転車操業を繰り返してしまう。

 借金が返せない。

 

 全部、ギャンブル依存症という病気のせいです。

 

 ギャンブル依存症者でない人からしてみれば、これを病気と言ってしまうことに抵抗があるかもしれません。怠惰、情けない、だらしない、そんな印象を持たれることでしょう。まだまだ認知度が低い病気です。そう思われても仕方がありません。

 

 ただ、周囲の目は気にしないでください。

 あなたはあなたのためだけに、ギャンブル依存症から回復してください。

 

 この記事にたどり着けたギャンブル依存症者は少し前進できたかもしれません。大抵、当事者よりその関係者の方が必死になります。一番多いのが配偶者や親です。子供がギャンブル依存症、旦那や嫁さんがギャンブル依存症でお悩みの方は当事者より必死に行動します。

 

例えば、精神科の受信を勧めたり。

依存症回復施設を提案したり。

 

本人はスマホをいじりながら気のない返事。また今度といって先延ばし。

だから、家族は余計に気持ちが焦り空回り、ついつい感情的になんてことも。

 

私もそうでした。

 

18歳からギャンブルにのめりこみバイト代はすべてギャンブル(パチンコ)に。

車の免許を取りに行くつもりが中々お金が貯まらず。欲しいものも買えず、友人との遊びも断り、気づけばいつも一人パチンコ屋へ。終いに交友関係はほとんどなくなりました。元々、人付き合いがそこまで好きではなかったので、そこに関してはあんまり後悔していませんが、それでも時々街行く人達を見てうらやましいと思うこともあります。ギャンブルさえしなければ、もっと違う人生を歩めていたのかな、なんて。

 

そうして、その後の人生も転落続き(今後の記事で紹介)、親は必死でしたが私は一切受け入れることなく裏切り続け、家庭内で様々な事件を起こしてしまいます。

 

学校もやめることになりました。

就職した職場も2年でリタイアです。

 

全部ギャンブルが原因でした。

 

紆余曲折しながら、最終的に私はとある施設にたどり着き、そこでようやく依存症についての知識を深め、何とかギャンブルをやめる生活を続けることができました。

 

しかし、この病気は単純ではありません。

油断したころに禁断症状が襲ってくるのです。

 

だから、私はこの記事を書くことを始めました。

己の回復の様子を伝えるとともに、多くの人にこの病気を知ってもらいたい。また、少しでもギャンブル依存症で悩む人たちの力になればいいと思い、このブログを立ち上げました。

 

将来、心理カウンセラーや精神科で働きたい人達も、参考になると思うので是非継続して閲覧していただけたらと思います。

過去にとある大学で己のギャンブル依存症についてのプレゼンテーションをした経験もあります。恐らくギャンブルとは無縁の学生さんたち、どんびきするようなリアルな話を聞いても、彼ら彼女らの目はいきいきとしていました。一般社会で語れば見下されるような話でも、皆さん親身に聞いてくださいました。

 

いま、パチンコ屋に並んでいる大学生やスーツ姿のサラリーマンを見ていると胸が痛くなります。馬券や舟券を握りしめて祈っている人達も同様に。

今では一目見ただけでその人がギャンブル依存症かどうかわかります。自分と同じような道を歩んでほしくはないですね。

 

今後、自分のギャンブル依存症経歴を紹介したり。

依存症についての知識を皆さんにお届けしたり。

お勧めの書籍や治療法を紹介したり。

また、メールでお悩み相談もできたらいいと思っております。

 

私、ギャンブル依存症香月(かげつ)と申します。

是非、よろしくお願い致します。