自分はギャンブル依存症??
ギャンブル依存症の香月です。
このブログを、記事を読んでくださっているギャンブラーの皆さんは、自分が依存症かもしれないと思っている人がほとんどでしょう。あるいは身内にそういった人間がいるという方かもしれません。
ひょっとしたら、どこまでが依存症にあたるのか、その線引きが分からずに恐る恐る記事を開けた将来の依存症者かもしれません。
【依存症】って、認めてしまうとなんだか恥ずかしい、他人には言えない、プライドが許さない、続けていればいつか必ずギャンブルで取り返せるはずだから問題ない、自分は依存症ではない、という結論に陥る方が多いです。
私も学生時代は自分が依存症だということを認められずにいたので、勧められた精神科を避けて、GA(ギャンブラーズアノニマス)というギャンブラー同士でミーティングをして分かち合うグループに踏み込めず、自分は違う、他人とは違う、そう言い聞かせてよく冷めた目で俯瞰していました。
パチンコ屋で毎日見かけるおじさん→あいつまたいるよ、絶対依存症だな。
昼間からスーツで打ちに来るサラリーマン→やれやれ、終わってるな。
自分のことを棚に上げていたのを覚えています。その人たちを見ている自分もパチンコ屋に毎日足を運んでいるというのに、本当に勝手な物言いですよね、今考えても恥ずかしい思いです。
パチンコだけならまだしも、私は競馬も熱烈にハマっていました。
最近では若い人向けに俳優や女優を起用して楽しい雰囲気をテレビCMなどで演出するものですから、競馬はギャンブルというより娯楽、スポーツ観戦と同じようなもの、なんてギャンブルだというイメージを遠ざけているのも事実、お金を賭けて遊んでいる時点で立派なギャンブル、中々素直に認めることができなくなってしまいます。
親にさんざんうるさく言われて、依存症を専門に扱う病院に行ってカウンセリングを受けていよいよ診察、開口一番に医者は言いました。香月さんは間違いなく依存症ですと。
自分では何となく、認められないだけで、依存症なんじゃないかなと思ってたりもしていたのですが、そもそも依存症って言われたからどうなんだ、という開き直りの精神で「はいはい、どうせ自分は依存症ですから」という風に日常を過ごしていました。
そもそも、依存症って何なんだろう??
なんだと思いますか?
依存症とそうでない人との違いとは。
コントロールできるか、できないか、それだけなんです。
(例):このお金は来月の家賃代だから口座に残しておこう。ほかに、光熱費、食費、色々と差し引いて残金は30000万円。友人と食事に行くときのことを考えると、趣味のパチンコに使えるのは10000円までだな。実際、負けて10000円を失ってもそこでやめられます。がこれが普通の人の考えで。
依存症者は、10000円失った時点で取り戻せば大丈夫。最悪ぜんぶなくなっても借入すれば今月は凌げる、など、使ってはいけないお金に手を出してしまいます。
今日はG1レースがあるから、そこに3000円だけ使って楽しもう。こえが趣味の範疇なわけで。
依存症者は賭けたお金を失うと、取り返してやろうという思いが強く出るため、まだ12レース目で取り返せるチャンスがある、そう考えてしまうんですよね。
皆さんは、ギャンブルをコントロールできていますか?
GA(ギャンブラーズアノニマス)というギャンブル依存症者のためのグループ団体のテキストに20の質問というものがあります。
※著作権の関係で多少文言は省いています
1 ギャンブルのせいで仕事や学業がおろそかに?
2 ギャンブルのせいで家族が不幸に?
3 ギャンブルのせいで評判が悪く?
4 自責の念を感じる?
5 お金の工面………
全部で20個の質問が用意されています。
テキストには7個以上当てはまる人は、強迫的ギャンブラーの可能性がきわめて高いとありますが。
正直1個目の質問で、はいと答えた人はすでに依存症だと認識したほうがいいと思います。ギャンブルを趣味でしている人間が、仕事や学業をおろそかにするとは考えられません。仕事も手につかないくらいギャンブルにのめり込んでしまう時点で、すでにあなたは依存症というわけなのです。
自らに質問してみるといいでしょう。
お前はギャンブルをコントロールすることができるのか?
いいえ、と答えたならば。
まずは最寄りの精神科へ行って医師に相談してみてください。
いきなりGAに参加するというのは経験上少しハードルが高いように思われますので、まずはカウンセリングを受けることをおすすめします。どのみち、専門医もきっとGAを勧めてくるでしょうから、最後にはそこへ繋がる可能性が高いと思いますが。
もし、ためらいがあるならば。
同じくギャンブル依存症者の【香月】でよければ相談に乗ります。
LuiRui138ss@outlook.jp
己のため、そして皆様のお役に立てることを願っております。