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ギャンブル依存症と向き合うためのブログ

依存症回復のプロセス

 ギャンブル依存症の香月です。

 

 どうすれば依存症から回復できるのだろうか

 

 毎日お金の心配ばかりしていて生きた心地がしないギャンブル依存生活。いついつまでにどこどこの支払いをして、公共料金を支払って、それから……。

 

 まだ、払えているうちはいいんですけれど。

 

 症状が悪化していくうちに、そのうち払わないという選択を取り、なんのためらいもなくなってしまう、もらったお給料は返済ではなくすべてギャンブル資金に、一発逆転を狙ってつぎこみますが、結局長くは続きません。

 

 1日でも早く依存症から回復したいですよね?

 

 

 財布、銀行口座の中身が空っぽ。

 飲み会はお金がないから断るしかない。

 周囲には言えない。

 水道、電気、ガスを止められる。

 携帯が使用できなくなる。

 かかってくる電話が怖い。

 まともな食事ではない。

 

 もうこんな生活はこりごりです。

 

 

 ギャンブル依存症から回復する2度とギャンブルをしない

 

 

 口では簡単に言えますが、実際にやってみるとすぐにリタイアしてしまいます。そしてまた陥る鬱的症状、自分はなんて情けないんだ。決意して翌日にはもうギャンブルをしている、意思の弱い人間だ。

 

 

 どんどん自分を責めて、精神的に追い込んで、再起することを諦めてしまいます。

 

 

 じゃあ、どうすればいいんだ……。

 

 

 人それぞれやり方はありますが、一番いいのは依存症を専門的に取り扱っている施設に行くことでしょう。というか、回復者のほとんどは施設に入所、通所しています。

 

 

 施設に行きたいけど、仕事をやめたくない。そう思っている社会人の方々は、GA(ギャンブラーズアノニマス)に行く、或いは精神科でカウンセリングを受けて、同じ依存症者が集まるミーティングに出席する、といった方法しか思い浮かびません。

 

 

 GAは基本的に夜開催しています。都道府県によっては毎日どこかしらの会場でされているところ、或いは週2回など限定的なところもありますが、まずは行ってみるのが一番です。

 

 

 私は学校や仕事をやめたくなかったので、最初GAに行くという方法を選択しました。ただ、親に言われていやいや参加していただけなので、2回だけ行って、あとは同時刻に行ったふりをして、近くのカフェやマックで時間をつぶしていたのを今でも覚えています。

 

 

 そんなことをしていたのですから、当然ギャンブルが止まることはありませんでした。また借金が膨らみ、親に迷惑をかけ、次の手段を探すわけです。それでも施設へ行くことを抵抗していました。生活保護で暮らして働けないなんて……という思いが強かったからです。お金も1円単位まで施設が管理しますからね。

 

 

 結局、私は1度環境を変えてべつの手段を選びました。それは自らが選択したことなので、GAに絶対に参加するという条件付きのもとです。

 

 

 それから週1で開催されるGAに3ヶ月参加し、その間はなんとかギャンブルがとまっていたのですが、私生活を管理してくれる存在(友人)が突如仕事の都合で転勤になったときに、今まで我慢していた欲求が一気に解放されてしまいました。

 

 

 そこからGAには参加しなくなり、また悪化する生活。

 

 

 最後は生活困難に陥り、すべてを諦めて実家に帰還。自分の力だけではどうすることもできないのだと感じ、そこでようやく施設に行くことを決意しました。

 

 

 幸い施設が近所にあったので、実家からの通所という形で対応していただいたのですが、仕事は完全にやめるように言われました。ギャンブラーはお金を持つと、すぐにそれをギャンブル資金に充ててしまう。お金を稼ぐこと自体、そもそも回復とは真逆の行動だといわれ、そこでようやく仕事を手放し、無職生活を始めたというわけです。

 

 

 施設に入れば、GAは強制的に参加させられます。 朝から晩までミーティングをする、それが施設での主な生活です。

 

 

 うーん、いきなり通所や入所するのはちょっと……。

 

 

 そう思っている方は、とりあえずまずはGAに参加してみてください。

 

 

 1回だけでもいいです、とにかく自らの足で行ってみてください。最初は思うかもしれません(なんだここは、宗教組織か?)とか、自分には合わないだろうと。

 

 

 でも、そ1回を繰り返していくうちに、自然と行けるようになります。毎日の歯磨きと一緒で、しなければモヤモヤする、気持ちが悪い、行かなかったことに罪悪感が出てくる。そうなれば、必ず続けることができます。

 

 こればっかりは初めの1歩が本当に大事なのです。

 

 もしわからないことがあれば、質問や相談に応じます。

 

 

 LuiRui138ss@outblook.jp

 

 

 私自身、そしてギャンブル依存症者の方々の生活がよりよくなることを願っております。